花筏
本流を嫌うがごとく花筏
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「花筏」は、桜の花びらが散って、その花びらが水面に沢山かたまって浮いていて流れている様子のことをいいます。
筏(いかだ)とは、木や竹などを並べて、縄で結んで作った水に浮かべる船のようなものですが、花筏とは、花びらが水面に敷き詰められたかたまりが、船のようにものに見えるという訳です。
花筏の言葉は、その昔、言い伝えがあって、川に浮かべていた筏に、骨壺を紐で結んで流していたそうです。その時に、骨壺といっしょに花も添えられており、その筏から紐で結ばれていた骨壺が川に流れていく様子から「花筏(はないかだ)」という言葉が生まれました。
花筏の言葉の由来が、骨壺からということを知ってしまうと花筏のすごく神秘的な美しい様子を複雑な心境で見ることになります。