巨大椎茸

奥能登育ちの椎茸に「のとてまり」なるものがあります。栽培の難しさ、収穫量の少なさから幻と言われる厚さ・香り・歯ごたえともに最高級の生椎茸とされています。
①かさの直径が8cm以上、②かさの厚みが3cm以上、③かさの巻き込みが1cm以上、この3つの条件をクリアし更に形が揃っていてほぼ球形であること、特にかさの厚みが重要視され、非常に厳しい規格を満たしているものだけを「のとてまり」として商標登録しているそうです。

先日、実家に帰った際、山で取れた巨大な椎茸を頂きました。どう見ても「のとてまり」とは、似ても似つかない形です。かさの大きさは8cm以上ですが、かさを巻き込むどころか、反り返っており、しかも不格好です。命名するなら、「やぶれがさ」でしょうか?
「のとてまり」は、椎茸の風味がしっかりしていて、チーズがよく合い、ワインのおつまみとして美味しいそうです。「やぶれがさ」の方は、みそ汁にして小生のお腹の中に程よく収まりました.....。