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桜満開

StartFragment<世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし>

この世の中に、まったく桜の花というものが無かったならば、春を迎える人の心は、おだやかでいられるだろうに。(しかし実際は、なまじ美しい桜の花があるせいで、いつ散ってしまうだろう、どうか散らないでほしい、とハラハラして過ごすことになるのだが…。) 今日は、花見に出かけようと思いましたが、天候も悪く肌寒く、今週末の夜桜見物に延期することにしました。週末まで桜の花は散らずに待っててくれるでしょうか......?

<散ればこそ いとど桜は めでたけれ 憂き世になにか 久しかるべき>

散ってゆくからこそ、いっそう桜は素晴らしいのです。そもそも、この辛い世の中に、永遠に変わらないものなど何があるでしょうか(何もありません)。「花の命は短いからこそ値打ちがあるのだよ」という、ツッコミの歌ですが、人の命もまた然り!?

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