わけありズワイガニ
11月6日、北陸の地にもズワイガニの解禁日がやってきました。金沢・近江町市場の近隣で開業する身とあっては、やはり出かけないわけには行きません。
石川県内の漁協が平成18年に一つの漁協へと統合されたことを契機に、県産ズワイガニの名称を一般公募し、「加能ガニ」と名付けられました。「加」賀から「能」登まで、県内の漁協が一つになった新しいプライドを背負い、漁師たちが自信をもって届けるブランドガニです。
日本海のしけで漁獲量も少ないのとご祝儀相場が相まって、正規「加能ガニ」の価格は、結構いい値段です。一方、味と身入りは十分だけど、「足が折れて足りない」「足が途中で折れている」などの理由で、正規の販売ができない“わけあり”のズワイガニがあります。
“わけあり”ならでは、価格は手頃です。そこで4杯セットを買い求めることにしました。贈答品としては難はありますが、家でお得に楽しむには最適です。昨晩は、娘夫婦を呼び寄せ、加賀のズワイガニを肴に、能登の大吟醸で旬の一品を堪能しました。それにしても、足折れのズワイガニのタグが意地らしい....。