アルキメデスの大戦
先日の日曜日、「アルキメデスの大戦」なる映画を観てきました。第二次世界大戦前、日本帝国海軍の上層部は超大型戦艦「大和」の建造計画に大きな期待を寄せていた。そこに待ったをかけたのは、海軍少将・山本五十六。山本はこれからの戦いに必要なのは航空母艦だと進言するが、世界に誇れる壮大さこそ必要だと考える上層部は、戦艦「大和」の建造を支持。 危機を感じた山本は、天才数学者・櫂直(菅田将暉)を海軍に招き入れる。
歴史上、大和が沈むと言う事実はわかっていることなので、冒頭にこのシーンがあることは構成上うなずける。しかし、ラストは予想していなかった展開だったので、これが真実ならば小生の歴史認識が甘かった。 数学の天才が、数学で戦争を止めようとした男の話だが、芝居センスが抜群で元々数学好きの菅田将暉のキャスティングは大正解!あの数式をどうやって覚えたのだろうか?数式をハイスピードで書きながら台詞をつらつらと言うシーンには、大御所俳優さん達も絶賛したとか。
美しきもの「大和」は、沈めるために建造した戦艦だった。内容は決して楽しい物ではないけれど、俳優陣は皆かっこよくて楽しく鑑賞できた。