貝寄風
きょう13日(水)は全国的に風が強まります。北陸や北日本の日本海側ではふぶきになる所もある様です。また、雷が発生しやすくなっていますので、落雷や突風などにも注意が必要です。
春の季語に「貝寄風」なるものがあります。何と読むか御存知でしょうか?正解は「かいよせ」です。「貝寄風」は、冬の季節風のなごりに3月下旬ごろ吹く西風です。正に今日の突風はこの風でしょうか?
その昔、この風で大阪住吉の浜辺に打ち寄せられた貝から造花をつくり、四天王寺の聖徳太子をまつる聖霊会(しょうりょうえ)に献じたということです。貝寄せの風はこの精霊会の飾りに使うための貝殻を太子に捧げるために、竜神が吹かせる風だとも言い伝えられていました。
実際は冬の季節風のなごりなので、半日か一日で吹きやみ、そのあとは春らしいおだやかな日が来ます。実景は経験がないのですが、海の星の如く波間波間にいろんな色が織り込まれていて、モザイクみたいでとても綺麗なのだろう....。