大学入試センター試験
今週末の土・日は大学入試センター試験が行われています。センター試験はまさに1月中旬の寒中に行われるため、毎年強い寒気の影響を受けることが多いものです。
朝刊でちょっぴり、問題を覗いてみますと、国語の第1問目の評論は、「翻訳」の難しさについて、随想調に論じている文章評論。沼野充義氏の「翻訳をめぐる七つの非現実的な断章」からの出展です。例年通り、漢字問題5問を見て、閲覧をやめました(ちなみに全問正解)。
翻訳と言えば、俳句の世界にも英語俳句なるものがあります。日本語で俳句を創るときには「季語を入れること」「5-7-5」といったルールがありますが、 英語俳句は英語の現在形で自由に創る三行詩です。小文字で始めて、終わりに終止符を打たないスタイルが主流です。行の終わりにダッシュ(―)やエリプシス( ... )を置くことで意味の切れ目を創ることが出来ます。 例) wrinkled faces in the hospice window ― bursting buds 「ホスピスの窓に しわの寄った顔々― ほころぶ莟(つぼみ)」
そこで、小生も英語俳句に挑戦......
walk with long steps
toward the cold wind
― preparatory students
「歩幅大きく 寒風に向かう― 受験生」