金沢マラソン
本日、あいにくの天候の中、金沢マラソンが予定通り行われました。小生も医師会の要請でボランティア医師として救護班に参加いたしました。当救護所では医師が4名配置されており、整形外科医、呼吸内科医、皮膚科医、そして小生(消化器外科医)で構成されておりました。
上位グループは、ほぼ救護所をスルーし、中位グループでは、シューズ擦れ、膝関節痛、下肢の痙攣等、皮膚科と整形外科医の出番となります。下位グループ(競歩組?)になると、嘔気、腹痛等の消化器症状を有するランナーが救護所を訪れることなります。従いまして、レース後半にようやく小生の出番と相成りました。救護所も閉店間際に、過呼吸と脱水、嘔気を訴える若い女性ランナーが車いすで搬入されました。極度の疲労と緊張からくる結果だと思いますが、敢無く救急搬送となりました。
現在、TBSテレビでは、日曜劇場『陸王』が放映されております。資金操りに頭を抱える老舗足袋業者「こはぜ屋」の四代目社長の宮沢紘一は、会社存続のためにある新規事業を思い立つ。これまで培った足袋製造の技術を生かして、“裸足感覚”を追求したランニングシューズの開発はできないだろうかと世界的スポーツブランドとの熾烈な競争を繰り広げるというストリーであります。EndFragment
写真はぶっちぎりで優勝した旭化成の出口和也選手の雄姿ですが、救護の合間を縫って沿道に出ますと、足袋の“裸足感覚”ならぬ、本物の裸足で駆け抜けるランナーを目撃しました。裸足で走ることを「ベアフットランニング」と呼ぶそうです。ベアフットランニングは、足本来の機能を取り戻しランニングフォームが改善されることで、ケガの発生を抑え、パフォーマンスもあげることができるということのようです。裸足のランナーはと言えば、前回の東京オリンピックで金メダルを獲得したエチオピアの”アベベ選手”を思い出します。そんなことを言うと年齢がばれますが、今回の衆議院議員選挙で大勝した日本の”アベ選手”、どうも今度の東京オリンピックまで、走り続けそうです....。