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国語に関する世論調査


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 文化庁が21日に発表した2016年度「国語に関する世論調査」で、55%の人が流行語や新語の意味が分からずに困っていることが分かった。半数を超えたのは初めてで、文化庁は「スマートフォンが普及し、中高年が若者言葉に触れる機会が増えたためではないか」と推測している。

 さらに、慣用句の理解度も調査された。慣用句では今回初めて「存続するか滅亡するかの重大な局面」を表す言葉について尋ねたところ、「存亡の危機」を使う人が83.0%を占め、本来の言い方の「存亡の機」を選んだ人は6.6%にとどまった。また「足をすくわれる」が、本来の言い方だが、「足元をすくわれる」と理解している人は64.4%だった。一方、「はっきりいわず、あいまいに言う」時に使う、「言葉を濁す」は74.3%と認知度が高い。

 小生はといえば、調査結果同様、「存亡の危機」・「足元をすくわれる」を平気で口にし、「言葉を濁す」は適格に使用し得ていたようだ。この調査には、毎年自分自身の国語力のなさを痛感させられる。

 いよいよ、米国と北朝鮮が衝突して、日本にも核ミサイルが撃ち込まれて国家「存亡の機」に陥る可能性が高まっているのに、安倍首相はといえば、会見では対話ではなく圧力と「言葉を濁す」だけで、臨時国会では衆議院の冒頭解散を画策しているとか?老婆心ながら、国民の審判に「足をすくわれる」ことがないように、願いたいものだ!

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