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個別指導とバースデーケーキ


 先日13日、当クリニックに対して厚生局の個別指導がありました。 開業一年目のお上の監査であります。保険診療制度は、保険料や税金によって運用される公的制度ですから、それが適正に行われているかをチェックする制度であります。「指導・監査」は、お上が上意下達で法令通達を出し、その運用を取り仕切り、実地に取り締まるという一方通行のシステムであります。

 93年には、開業して間もない富山県の若い医師が指導を受けた後、それを苦に自殺した事件があります。1時間程度の個別指導ですが、その準備のため可成りの時間と労力を要し、開業医にとっては、気が休まらない時間としか言いようがありません。痩せ細る医師もいるとか....?

 個別指導は、審査官と対面形式で行われます。今回の担当官は、比較的優しい方で、当方の意見も汲み取って頂きました。2-3箇所の改善指導を受けましたが、無事乗り切ることができました。

 2日後の15日は、小生の50うん回目の誕生日でありました。ある方から、似顔絵入りのバースデーケーキを頂きました。実物よりは男前に描かれていますが、眉間から流れる冷や汗は、個別指導を受けている小生の表情を推し量っているのでしょうか.....?(実際は自家用車での自宅への移動中、車内の室温で髪の毛のチョコレートが溶けて流れただけでしょうが!)

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