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絶滅種の生き残り?


 長崎県の対馬で行っていた野生動物の調査で設置していた自動撮影のカメラに、ことし2月、カワウソが映っているのを確認したということです。日本では、明治ごろまで「ニホンカワウソ」が各地に生息し、対馬でも江戸時代に生息していた記録が残っているそうですが、その後、数が激減し、生息していることを示す確実な情報がなくなったため、環境省は5年前に「絶滅種」に指定しました。このため、国内で生きたカワウソの姿が確認されたのは、昭和54年に高知県内の川で目撃されて以来、38年ぶりになります。

 今回、対馬で見つかったカワウソについて、環境省が、映像が撮影された場所の付近で「ふん」を採取した。この「ふん」から、雄の「ユーラシアカワウソ」のDNAが検出されたということです。また、雌の「ふん」もあったとか?  研究グループは、今回見つかったカワウソが「ニホンカワウソ」の生き残りの可能性がある一方、「ユーラシアカワウソ」がおよそ50キロ離れた韓国から海をわたって住み着いた可能性もあると指摘しています。しかし、雄と雌が50キロも仲良く励まし合いながら泳いできたのは何だか不自然な気がします。

 そこで、もう一つの仮説を立ててみました。密林の王として君臨していたカワウソのパンジャは人間に捕らえられた妻・エライザを助けようとして銃弾に倒れた。エライザを動物園に入れるため、人間たちが船で輸送する途中、エライザはパンジャの血をひいたカワウソ・レオを出産。レオを動物園などに入れられる訳にはいかないと、エライザはレオを脱出させ、「密林へ戻りなさい」と命じる。その後、嵐に巻き込まれ船と共にエライザは沈んでしまう。レオは心優しき対馬の人間のたちに助けられ、密林へと戻る。レオは人間たちの文化を活かして密林を改革し、そこにいる仲間たちを守り、人間語も話せるようになる。そして、対馬に生き残っていた一匹の雌カワウソ・ライヤと結婚する....。どっかで聞いた話ですよね?ジャングル大帝・レオのくだりであります。

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