自分の最期を考えたことがありますか?
一昨日、瓢箪町公民館で在宅医療出前講座が金沢市、金沢市医師会主催で開催されました。「在宅医療でできること」と題して、拙い私めが講演させて頂きました。参加者は予想より少なめでしたが、熱心に聞いて頂きまして有難うございました。
講演のスライドは金沢市医師会「研鑽会」がベースを作成し、発表者が多少アレンジしてもいいとのことでした。そこで、乳癌で闘病中の小林麻央さんのブログを引用して、癌性疼痛についてのスライドを作りましたが、パワーポイントの不具合で提示できませんでしたので、この場を借りて、提示させて頂きます。
公式ブログを引用しますと、”一日、痛みで七転八倒していました。ですが、夕方最終的に、在宅医療の先生に相談し、忘れていた座薬を試したら、ようやく落ちつくことができました。もう少し早く甘えてお電話をすればよかったです。眠る前も、予防で、座薬を使い、今朝は、ほんの少しの痛みで起き上がることができまた!!”とアップされておりました。
また、女優の樹木希林さんは、「死ぬときぐらい好きにさせてよ」と新聞広告で ”終活宣言”をしておられました。今回の講演のサブタイトルは、”自分の最期を考えたことありますか?”であります。今後日本は超高齢化が進み、多死社会が訪れます。今や自分の最後は自分で決める時代となりました。元気な時に自分の最期について考えておくのも大切なことかもしれません。その意味では、我々在宅医には、更なる研鑽(けんさん)が要求されるのかもしれません........。(後日談では、小生の講演は好評だったそうな.......)